日帰り最難関と呼ばれる北海道百名山・イドンナップ岳(1,752m)に登ってきました。

 

 

日帰り最難関たるゆえんは登山口までの長い林道・藪漕ぎ・ハイマツ漕ぎ・熊・ダニ・不明瞭な山道。

とにかく奥深い!

やっと通行止め解除された新冠林道は新冠湖に沿って作られ、しっかりとした道なのですが穴ぼこだらけで連続バウンディング。約30kmを時速40kmで走行、やっとやっと登山口に到着です。(ドライバーさん本当にお疲れ様でした。。)

 

 

林道からスタートし軽い沢を登ったあとは、きれいな登山道。標高1,000m付近まで新冠山岳会の方が丁寧に笹狩りしてくださっていたので、非常に明瞭でわかりやすいです。

笹も小ぶりでかわいいです。

 

 

が、だんだん女性が隠れてしまうくらいの長さになり、勾配も急で笹をつかんでのぼります。

道がよく見えないのでときどきロストし、GPSなどでチェックし修正します。

 

 

手前の新冠富士(1,667m)に到着。

360°のパノラマで、日高山脈を見渡せます。この日の気温は35度近くまで上昇し灼熱でした。

水も一人4L以上消費しました。

この先ハイマツ帯に入るので、すねにレガースやサポーターをつけて足を厳重に保護します。

 

 

途中のコルからはカムイエクウチカウシ山(1,979m)が見えたり。終始ピーカン。次に登りたい山に思いを馳せます。

 

 

ハイマツを切り抜け新冠富士から1時間30分でイドンナップ岳に登頂!

北海道女子トレランユニット「EZORISU HONEYS」のルーキー・コバミキちゃんといつのまにかできたエゾリスポーズで喜びを表現。

 

 

帰りもハイマツ。暑くて一瞬ハイマツガードを外したときに弁慶の泣き所にカウンターをくらいました。

ガードは安心できる場所まで絶対に外してはいけません。悶絶とはこのことですね。

 

 

緑の山ばかりの画像ですが、チングルマが咲いていた場所もありました。

往復約19kmなのですが13時間以上かかって戻ってきました。

奥深い日高。

簡単には進ませてくれませんが、それがクセになってしまう日高。

果てしなく続く稜線がとても綺麗でした。

 

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いとう