本社に異動して参りまして一ヶ月が経とうとしております。まだまだ新しい仕事にはお世辞にも慣れたとは言えませんが、通勤にはだいぶ慣れて参りました。

何時に退社すれば何時に乗り換えの駅に付く。などなど、調べなくても感覚で分かるようになり、就寝と起床の時間にも慣れ、サービス業の前線にいた頃に比べて規則正しい生活リズムを取り戻しつつあります(全てのサービス業に従事する皆さんが不規則な生活をおくっているという事ではないですが、少なくとも私の場合は決して良いリズムではなかったのですね)。

一日のリズムができれば一週間のリズムも見えてくる。そうすると趣味に費やす時間を確保しやすくなる。

そんなこんなで、ボルダリングジムに通い始めました!!!

最近はご無沙汰が続いておりましたが、私、入社した2004年頃を思い返すと、フルマークス社内では珍しくロッククラミングを趣味としていた、雪山とは縁のなかったレアキャラ。週に最低二日は仕事終わりにジムでトレーニング、月に最低1回は外岩にトライしに行く、先輩方が滑りに行く時には都合よく店番できる、滑らない(滑れない)キャラでした。よくおもしろおかしく、「自分は斜面には背を向けない!!!」なんて言って滑れないことを自分で茶化していたのを思い出します。まぁさすがに滑れたり、そういった場所に足を運ぶ経験があった方がお客様へ的確なご案内や情報提供ができるので、斜面に背を向け出したわけですが。
それまで重力に逆らって遊んでいたのが、いつからか重力に身を任せて遊ぶようになった訳です。

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そして先日、これから通おうと訪れたジムで約1年ぶりのトライ。
ジム通いをいつしかやめ、ごくたまに外岩に行く程度だった頃も、それでも多少は気楽に登れたものですが、ここ1,2年、特に父親となり、体を動かす事をサボらざるを得ない状態だった為か、今回は衰え方が全く違う。
重い。
重力をお尻周りに感じながら、柔軟性のなくなったぎこちないムーブで昔はアップにすらならなかったレベルの課題をひたすら登る。

今回一番大変だったのがクライミングシューズ。
勝負靴にしていたシューズはもちろん、あまり登らなくなってから購入した多少緩めのシューズでさえも顔をしかめながら脱ぎ履きをする。よくこんな靴を、さらに小さいサイズの靴を履いて登っていたものだと、足の変化にもガッカリ。皮が薄いのか、タコが出来上がっていないからか…どうやらもっと緩めのシューズを一旦新調して足自体も育てる必要がありあそうです。

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今と昔と、登りたいと思うモチベーションのもとは違いますが、放っておくと衰えて行く一方の体力。
楽しく遊んで、結果的に体力維持、アップ、気晴らしになっていれば良いなと思い、本当の意味で重い腰を久々にあげたのでした。

T.egusa