夏になり、着用する衣類が薄くなれば特に気になり出す、衣料品の内側に必ずついてくる品質表示タグ。なんやかんやで、法でその表記が義務付けられており、その材質や何処が作って何処が販売しているか、などなど、表記事項が多くなり、その分タグもゴツく、量が増してきます。

軽量で薄手の、高機能ベースレイヤーなんかを着用しようとすると、それ自体の容積や重量に対して、かなりゴッつく盛られたタグがひっ付いている事も珍しくありません。

「洋服」としての役割だけ考えれば、はっきり言って、このタグは邪魔。肌に近ければ近いほど、洋服自体の着心地が良ければ良い程に、その存在は邪魔になります。

だから私は、注意深く縫い糸を切り、外してしまいます。先日は着心地最高、トレニーング用に調達した HOUDINI の Dynamic Tee のタグ。その前は同じくHOUDINI の Desoli Chimny のタグ(これは特に製品の体積と比べてかなり邪魔だった)。

輸入販売者側の立場からして、「外してください」とも言い切れないですし、「外すなら保管してください」と言うべきなのかもしれません。

物によっては、タグの根元に切り取り線がプリントされているものもありますし、タグが肌に接触して着心地を悪くしないよう、「外側」にタグを付けている服もありますよね(特に子供服)。

このブログページを読んでいる方は、衣料品の素材やメンテナンスに詳しい方が多いはずなので、「そんなん知ってるよ〜」って方も多いかと思いますが、世の中的には、まだまだ「外す」っていう考え方は少数派なのだな、と先日友人と話をしていて気づきました。もちろん自分も昔はそんな事考えもしなかった。だってクリーニング出す時や家族に洗濯を頼む時、もしその服の素材や取扱注意事項を把握していなかったら…、って事にもなりかねないですもんね。

なんで、個人的には、「メンテナンス方法やその注意事項、販売元などを後日確認する必要がない場合は、タグは外したほうが邪魔にならないですよ〜」と言いたいです。

夏の機能 Tシャツなんかは特に気になりますからね。
でも、切り取る前は、よ〜く考えてから切り取りましょ〜。w

T.Egusa