お盆休み、父方の田舎へ帰省してきました。

風景

岡山県の山中、広島県とのほぼ県境に近い場所にその田舎はあり、「コンビニ」なんて便利なものは里へ車で下りないと存在しない、まぁまぁな田舎です。

納屋

幼い頃、夜、山に囲まれて天候や時期によっては月明かりは届かず、周囲の民家の灯りはもちろん届くこともなく、真っ暗な暗闇の中を離れのボットン便所へ行くのが非常に怖く、玄関前の花壇に用を足した事をよく思い出しますw。

テレビ

そして、お風呂は私が中学生になる頃まで五右衛門風呂。本当に窯の形をしており、勝手口を出てすぐ横の竃でリアルに竹に穴を開けた火吹き竹で薪を燃やし、窯の底には足を火傷しないようにヒノキの底板を沈めて風呂に浸かっていたのをよく覚えています。

※ちなみにこのテレビはまだ映りますが、今は使っていません

子供達

そんな昔ながらの家屋も、老朽化もあり数年前にリフォーム。お風呂もガスで沸かせますし、なんとシャワーも設置!トイレも屋内にあるので、今の子供達は夜トイレに行くのに怖い思いや、お風呂を沸かすために竃からの煙で涙が止まらないなんて経験はここではしないで済みます。深夜、囲炉裏の前でゴロゴロしていると可愛いネズミの親子がウロチョロする姿をみてドキッとするなんてことも皆無です。

神棚

と、ロケーションはまだまだ便利とは言えないながらも、かなり住みやすくなった山奥の実家。でも、でもですが、昔のままの生活をここで送れるように家を残せていたら、子供達にもとても貴重な体験をさせてあげられたな!と、贅沢にも思うわけです。

子供屋内

それでも、本当に必要なものだけを残した広い母屋。子供達が大喜びでキャーキャー声を上げながら走り回っていました。歳を重ねるごとに、この田舎で過ごす時間が、どんどん好きになってきています。

外縁側

東京から車でおよそ10時間。休憩などをいれれば12時間はかかる実家。とても遠いけれど、すでに世を去ってしまった親父のかわりに、この家を守らないとと、しみじみ思いながらお墓に線香と花を供えます。

※ちなみに供えた饅頭やお菓子は、「カァカァ」とカラスの鳴き真似をすると、子供は食べて良いというローカル?ルールがありますw

縁側屋内

さて。最近は納屋や蔵にもガタがきています。帰省がもっと楽しみになる様な、そんな修繕をしてみたいものです。なんでも鑑定団に出せる様なお宝も転がり出てきたら嬉しいのですがw。

残暑がまだまだ厳しいですが、その分まだまだ夏のアクティビティも楽しめます。みなさん、怪我などないよう気をつけて、引き続きアウトドアライフを楽しみましょう!!!