Minoru Shojiguchi

三浦雄一郎&スノードルフィンスキースクール札幌に所属するビッグマウンテンスキーヤー。同時に山とアウトドアの老舗専門店・『秀岳荘・北大店』に勤務し、様々なウェアやギアにも精通する小路口 稔氏。

19歳で、三浦雄一郎スノードルフィンズの門を叩いて、その時からHESTRAを愛用しているので今年で19年目になります。

最初の愛用モデルは、3060 Armyleather Gore-Tex!! このグローブ、愛用している方、多かったですね〜ダックテープ直して使ってました!!

 

HESTRA / 30770 ARMY LEATHER.ABISKO

2シーズン前よりデザインのかわいらしさで、選んだこのグローブ!! 実際に雪山で使用してあっという間に虜になり、シーズン中〜気がつくと、もっとも使用頻度が高いグローブでした。

何故かというと、

バックカントリースキーでは、ゲレンデで滑っているよりも色々な動作がとても多いのです。シールをスキーに張り付けたり外したり。シェルジャケットを脱いでザックに収納したり、それを取り出してまた着たり。

あらゆる動作や作業などをグローブをつけたまま行うことが多いです。

なのでグローブにはポールの握りやすさやフィット感、指先が動かしやすいかを重視しています。

これらの条件をすべて満たしてくれます。

最も30770 ARMY LEATHER.ABISKOで一番のお気にいりは、インナーがウール製で肌触りが良いとろです。ピットチェックなどの作業をした時や少し急いでハイクをした時など厳冬期でも汗をかいてしまいます。そんな時でもウールインナーのおかげで手の平はさらっとしていて不快な感じがありません。

そしてもう一点気に入ってるところは丈夫ということです。手のひらの材質が、Goat Army Leatherを使用しポールを握った時に起きてしまう擦れや、スキーを持った時にできてしまうエッジに擦り傷にとても強いことです。この点が長く愛着を持って使用できるポイントでもあります。

 

バックカントリースキーで重要なのが、もうひとつレイヤリングです。

ミッドレイヤー、アウターをどれ程に自慢の装備で揃えようと土台となるベースレイヤーの選択が適切でなければ、それらのポテンシャルを最大限に引き出すことはできません。

究力の速乾性、パフォーマンス、そして快適に遊び尽くせる、持続可能なベースレイヤーといえば『ACLIMA』。

ACLIMA WOOL NET

ベースレイヤーとはその名の通り、レイヤリングのベースを成す存在です。

見た目の斬新さから色々な人に勧めてもなかなか良さを理解していただきにくい ACLIMA WOOL NETですが、これはかなりお勧めなベースレイヤーです。

レイヤリングの基本は優れたベースレイヤーから始まります。アウトドアプロダクツの基礎であり、身体を暖かく保ち、非常に強い速乾性、また自然な臭気に強いので、頻繁に洗う必要もないのです。

汗をかいてしまった時でもインナーが肌に触れないのでヒヤッと感も少なく手放せないアイテムの一つです。

1月から2月の厳冬期シーズンの寒い時期は薄手のウールインナーの下にこれを着て上にパワーストレッチのジャケットを着ています。これを着ることによりインナーと肌の間に空間ができ、暖かい空気がたまりとても暖かいです。

 

さらにレイヤリング〜

NORRONA Lofoten Alpha Jacket

汗などによる湿気が、ダウンを濡らしてしまい保温力が低下してしまったり、化繊綿のインサレーションは、汗をかくと湿気がこもってしまっていました。

NORRONA Lofoten Alpha Jacketは、通気性がありながらも保温性も兼ね備えている今までにないジャケットです。ハイク時からこれを羽織って登ることが多くなります!!

 

さらに、とてもしなやかで胸ポケットひっくり返すと収納できる〜

“パッカブル”仕様なので、必ずザックに入れるアイテムで、お気に入りの理由でもあります。

 

 

 

小路口 稔

Minoru Shojiguchi

 

★★★★★

次回は、「Schischule GENIESS NATUR(スキースクール ゲニース ナトゥーア)」を開校し、日本の文化や日本人の趣向に合わせながら、伝えていくことをテーマに、スキー教師として活動している、長谷 健一郎 氏の登場です。